読みたい!と熱望していた絵本。やっと読むことができました。もうこの絵がたまらなく好きなんです。きれいでも丁寧でもないけれどシンプルな線で描かれている味のあるねこたちの絵が気になってしかたない!
小さなさかなを11匹分に分けた絵なんてこどもが描いたような、ちょっとありえない。。と思うほど単純なものなんです(すみません。。)。だけどどうしても惹かれてしまうんですよね〜。
物語はというと、いつもお腹をすかせているねこたちが、髭の長いじいさんねこのお告げを聞いて遠い湖まで怪物のような大きな魚をつかまえに行きます。
そして見つけたそのさかなをやっとの思いでつかまえるのですが、その方法が何ともユニークです。
テンポも良くて、楽しく読めます。
ただ、わたしとしてはさかながなんだか可哀想な気がしてしまいました。。何ていうか、読んでるうちに大きなさかなの人格(魚格?)ができてしまったんです。昔覚えた{ねんねこさっしゃれ}を歌ったり、お気に入りの島でほら貝を枕にして眠ったり。。そんな愛らしいキャラクターのさかなが捕まって食べられてしまうのが、どうしてもツラくて。。
おもしろい絵本でしたが、☆4つにしました。
シリーズ中の他のお話も読んでみたいです。できたら、あまり悲しくないお話しだといいな。。と思っています。