実家にある本は、糸2本くらいでかろうじて繋がっているボロボロなものです。
小さい頃は、「夜があけました」のページに家族一同大爆笑。お魚を食べる時は、きれいに食べると必ず、骨だけになった魚を指差して、「夜があけました」と言い合ったものでした。
娘は、猫達が小さい魚を11個に分けて「しっぽはいやだな」と言っているところがお気に入りで、やっぱり何かを弟達と分けるときに時々口にしています。
実生活の中でふいに思い出すようなシーンが、いくつかあるというのは、絵本の役割としては、なかなか凄いことなのではないでしょうか。
キャラクターでは、私はとらねこたいしょうがご贔屓で、猫達が一斉に大魚に飛びかかるところで、大将だけが、魚が枕にしていた巻貝を蹴飛ばすところなんて、ちょっといいじゃない?なんて思ってしまいます。