かわいいぞうの赤ちゃんが迷子になってしまった!
キリンやカバが可哀想になって、話しかけてくれますが、
ぞうの赤ちゃんはただ、「あばば うぶー」というだけ。
こわいワニやライオンにだって、「あばば うぶー」。
赤ちゃんは、「あばば うぶー」しか話せず、それが他の者ととる唯一のコミュニケーション。
その相手が、怖い大人だとしても、赤ちゃんには何も出来ない。
でも、赤ちゃんには強い武器がある。
それが、笑顔や寝顔です。
どんな赤ちゃんだって、可愛いですよね。
(でも、最近は悲しい事件が多く、心痛めることばかりですが・・・)
放り投げられたり、転がされたりするのは可哀想でしたが、
そのお陰で(?)お母さんのところに、無事帰り着くことが出来ます。
ちょっと、乱暴だけど、眠りながらころがっていく赤ちゃんのぞうがとてもかわいい。
転がっていく場面が5つもあります。
村上勉さんの優しい絵に、思わず微笑んでしまうのは、私だけでしょうか。
娘は、何度も繰り返す赤ちゃんの鳴き声、「あばば うぶー」が、
可愛いといっていました。