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ハーキン 谷へおりたきつね」 みんなの声

ハーキン 谷へおりたきつね 作・絵:ジョン・バーニンガム
訳:秋野 翔一郎
出版社:童話館出版
税込価格:\1,540
発行日:2003年05月
ISBN:9784887500464
評価スコア 4.31
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みんなの声 総数 12
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  • もっと遠くへ

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳

    ハーキンがお父さんぎつねの行ったことのない谷へおり、ハーキンの子供がハーキンの行ったことのない谷の向こう側へあこがれる。こんな風にして、生き物はすこしずつ新しい世界を広げていくんですね。

    人間だったら、行動範囲が広がることはもちろん、科学や技術の進歩もこのようにして行われるのでしょう。そして、子供は親を超えていくのですね。

    地味な絵本でしたが、テーマは大きいものでした。
    末娘にはちょっと難しかったようです。もう少し大きくなったら、今度は自分で読んでほしいな。

    投稿日:2004/09/25

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  • 新しい挑戦!

    • てんぐざるさん
    • 30代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子9歳、女の子4歳

    この絵本には、一つの生き物の進化のあり方が描かれているような気がします。
    突然変異といっては大袈裟ですが、古来から、生き物は新しい挑戦をすることによって、選択肢を広げ、新しい種を生んできたんですよね。
    この絵本では、そんな命の流れが見ることが出来ます。

    他のきつね達(家族)が、人間に見つからないよう、山の中で細々と暮している中、この絵本の主人公ハーキンは、ひとり、民家の近くの谷まで降りて、いろいろな冒険をして遊んでいました。
    人に見つかれば、危ないと、親にさとされても、ハーキンは止めませんでした。
    そんなある日、ハーキンは森の番人に見つかってしまいます。
    人間がきつね狩りにくるんじゃないかと、怯える家族の中、ハーキンはある作戦に出ました。
    人間達を沼地に誘導して、やっつけてしまう作戦です。
    ハーキンの命がけの作戦は見事、成功しました。
    そして、大人になったハーキンは、子供達に自分の武勇伝を話してやる年になりました。
    でも、息子の1人は、ハーキンの話にうんざりしていました。
    だって、その子はハーキンも行ったことのない谷の向こう側へ行ってみたいと思っているんですから!

    投稿日:2004/07/21

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