「これぞ、ナンセンスの極み!」と言いたい物語が5つ。でも、大人の目からみたら、ナンセンスな出来事が、子供には、とても深刻であったりする。4歳の娘に読んでいても、私は、「ふくろうくん、なんておばかさんなの」なんて感じていても、娘は、真剣に、「ふゆさん、早く出て行け!」と抗議している。(おきゃくさま)
そういえば、私も幼い頃、天気予報で「北風が吹くでしょう」という変わりに「一時、北風小僧の貫太郎がやってくるでしょう」と言ったのを信じて、お昼ご飯を早々に食べ、玄関の前に座って、貫太郎のやってくるのを、ひたすら待っていたことがありました。(一時=午後1時と思っていたのでした)大きくなってからは、笑い話となってしまいましたが、当時は、本当に信じていました。
こんな私の娘なので、彼女も、ふくろうくんの遭遇する珍事件に、正面からタックルしているのだなあと感じます。特に、若い子供には、そういう楽しみ方も与えてくれる素敵な本ですね。