かがくのともを五味太郎さんが書くということで、発売前から楽しみにしていました。
「にているね!?」という題名からして、おもしろそうな気がします。
内容は、馬といすが似ているか?ということなのですが、4本足で誰かを乗せる・・というところまでは、なんとなく予想できました。
ところが、乗せている誰かさんが重かったり乱暴だったらツライ・・とか、死んだり壊れたりしたら、何かすごいものに生まれ変わる・・などどいう話しにまでなってくると、ほんと似てる!と思えてきて、それがなんだか不思議でした。
息子も「ほんまやなぁ。なんか似てるなぁ」と言っていました。
最後に、馬が「ほんとうだ ぼくときみはおんなじだ」と言うと、いすが「いや おんなじじゃない にているっていうことさ」と答え、「同じ」と「似てる」の言葉の違いについても考えさせられました。
五味太郎さんらしいひねりのある文章で、最後まで楽しんで読むことができました。