ピーター・シスさんと、マドレンカシリーズはとても気になっていたので、
2歳半の息子に図書館で借りました。
このような仕掛け絵本は、私、大好きです。
まずは、裏表紙の「地球の絵」の俯瞰図から始まって、
「街の絵」→「街の地域図」→
タイトルのページの「マドレンカと隣の9ブロック」
→本文始まりで「マドレンカのブロック」
となる演出が心憎い。おしゃれです。
マドレンカが想像の犬を飼って散歩しながら、
さまざまなルーツをもつ住人たちとおしゃべりします。
仕掛けの小さな扉をあけると、その住人が想像する犬が出てくるのですが、、
その住人のお国柄が出ているのです!
人種のるつぼアメリカならではの絵本です。
ほぼ黒い線画なのですが、マドレンカと犬だけは色がついています。
その感じもすてき。
また全てのページに、マドレンカが誰と、ブロックのどこで会ったかが
わかるように、小さな地図もついています。
途中でクレオパトラという女の子と想像の世界で遊ぶのも、想像力がかきたてられていいです(このページもカラーです)。
2歳半の息子には、どこまで理解できたかわかりません。
ただ、世界にはいろいろな人がいて、いろいろな犬がいるんだよ、ということは
伝わったかと。
仕掛けも食いつきはよかったですが、本人は各々のページの地図が特に気に入ったようです。
もう少し大きくなってからも、再読したいと思いました。