「ともだちや」をはじめたキツネのお話です。
親は非常に面白い、と感じました。
絵も好みですしね。
私が鈍感なだけかもしれませんが、
この降矢ななさんの絵って、作品の文章にあわせて、ぜんぜん違って見えるんです。
「めっきらもっきらどおんどん」や「まゆとおに」のタイプと、
この「ともだちや」のシリーズだと、まるで違う人が書いているみたいに、見えてしまう。
これは、本当に、すごいことに思えます。
力がおありでない方には、決して出来ないことだと思いますから。
親は実によいお話だと思いましたが、反対に息子は、というと…
お金というものと、時間というものの感覚が、おぼろげでしかないらしく、少し難しかったようです。
(それでも、絵や、セリフの感じが大変面白いようで、楽しんで聞いてはいましたが)
いちいち説明を加えながら読んでいたのですが、
どうも、それだと、この絵本は興ざめのような気がするので、
もう少し大きくなったら、自分で読んでもらおうと思います。
きっとその時には、五つ星だと思うので、この評価にさせていただきました。