わかる、うん、わっかるなぁそうちゃん。
どうしても相手がひいきされているように思えるものねぇ、二人兄妹だと。
お父さんお母さんは平等に思っていてもね。
親子ですら気付かない親子のズレを、筒井氏は鋭ーく指摘しておられる。
渡辺画伯の、内的で素朴な筆タッチが、そうちゃんに寄り添う。
テーブルの下で、独り上を見上げ、目を大きくして
泣こうかどうしようかと揺れている、そうちゃん、わかるぞ。
みんな気遣って、ボールやら人形やら近づける、
こんな時、子どもは中々出て行きにくいんだなぁ、大人もおんなじ!!
またしても母の登場によって暗転するのかぁ?うーん。
お父さん、しっかりしてょ。まぁ仲のいい家族だから許す!
家族って、ふしぎだなぁ。だって
そうちゃんのさっきのこと、解決していないでしょ?
筒井さま、渡辺さま、福音館書店さま
兄弟姉妹の永遠のアウフヘーベンに、感謝