「ぞうくんのちいさなどくしょ(1) ぞうくんのはじめてのぼうけん」 みんなの声

とっても子供らしいなぁ。ぞうくんと家族の皆さんのやりとりがとっても微笑ましくて、読んでてほっこりしてきます。皆のお家でこんなやり取りが交わされていたら、不良になる子供はいなくなるはずだと思うんだけどなー。どれだけ大層な冒険かと思ったら！笑 可愛い本じゃ…。

冒険の準備をするぞうくん。

お母さんのセリフに
おばかさん
おまえ
という単語が出てきて、普段、バカと言ってはいけないと言っている私は読むのに躊躇しましたが、息子は、お母さんが悪い意味で言っているのではないと分かっていたようで、安心しました。

さて、以下はネタバレです。
私と息子の1番のツボは、やっぱり冒険の行き先でした。
しかも、ぞうくん、冒険に行く前に歯を磨いたんですけど、冒険に出る前にお母さんに用意してもらった食料を歯磨き後に食べちゃうんですね。
その時点で
「そんな事したら虫歯になるー！あかんてー！」
と大騒ぎ、大笑い！
そして、
「全然、冒険ちゃうやん！」

うん、確かに、笑。
でも、こんなことをここまで一家で楽しめるって凄いなーと思いました。
日常の本当に何気ないことが、ちょっとした工夫で、大イベントになっちゃうんだもん。面白い！我が家でも何かやってみたいなーと、思案中です♪

ぞうくんが初めて一人で冒険の旅に出かけます。
家族に励まされ、装いにも気をくばり、腹ごしらえも念入りに…。
どこに出かけるのか、とても気になってきて…。
歯をみがく辺りで気づけば良かったけれど、行き先が分かったとたんに脱力してしまいました。
確かにぞうくんにとって、初めて一人で出来ることは、大冒険に違いありません。
ストーリーを知ってしまうと面白味がなくなってしまうので、後は次の読者に任せましょう。

どんな冒険をするのかと思っていたら、いつまでたっても準備ばかり。
でも、その準備する様子もかわいらしくて、「いったい、いつになったら出発するのー」とイライラすることはありませんでした。
この冒険は、ぞうくんの自立の第一歩だったんですね。

以前から読んでみたいと思い図書館で借りてきました
ぞうくんは初めて一人（一頭？）で冒険に行くのでお母さんにおねだりして、ご飯をおかわりしたり、デザートのケーキを食べたり、途中でおなかがすいた時のためのおやつまで用意して準備に余念がありません
おじいちゃん、おばあちゃんそしてお父さんにまで挨拶をして、防止や毛皮まで着込みます
この辺で、どこか寒いところに行くんだろうなぁ〜なんて考えいたら・・・？
ラストに「へっ？？？」と果て生億がたくさんつきますが、そのかわいさに思わず笑っちゃいました！
読んでのお楽しみです