ありそうで、なかったような
みんなわかっていそうで、わかってなかったり
その視点を、なんとも自然に伝えた絵本だと思いました。
兄弟のいる母は「下の子は、教えなくても何でもわかって出来るのに、上の子はのんびりしているというか・・・」という方やその逆な方で「上の子に手が掛からなくていいんだけど、がまんしているんじゃないかって、心配で」とか。親の悩みは尽きないものです。
長女の私自身がなっちゃんのようにうまく母に「ちょっとだけ」を伝えていればなぁ〜、と羨ましく思いました。母は胃癌で長期入院の繰り返しで39歳で亡くなり、自分の都合のいい思い出しかありません。
「お前は、自立も早かったけど、母親には反抗的だったなぁ」と父が話していた事がありました。2歳半下の双子の弟達の世話だけで大変だったでしょうから・・・
その点、息子はひとりっこ。
がっちり受容したつもりですが、甘過ぎたかな(^^ゞと反省しているところも
自分への愛情が確認出来れば、自然に愛する事も出来るんですよね。
しかし、理想的なおかあさんだなぁ・・・
と、いろいろ考えさせられる絵本でした。