この本を初めて読んだとき涙が止まりませんでした。
うちがまさしくこんな状況でした。
長女が3歳の時次女が誕生。
上の子をかわいがってやって、と色んな人に言われながら
実際は次女のお世話でせいいっぱいで我慢させてばかりの日々だったように思います。
ついついお姉ちゃんなんだから、とかまだ3才なのにできて当然みたいな言い方をしてしまい今思い出しても申し訳ない気持ちでいっぱいです。
なっちゃんは赤ちゃんのことを「かわいいでしょう?」って聞かれて
「ちょっとだけ」うなずきます。
大好きなお母さんが赤ちゃんのお世話で大変そうなので
牛乳を入れてみたり、パジャマのボタンをとめてみたり
髪の毛を結んでみたり、一生懸命一人でやってみようとします。
そして「ちょっとだけ」成功します。
眠くなってママに「ちょっとだけだっこして」っていうなっちゃん。
「いっぱいだっこしたいんですけどいいですか?」っていうお母さん。
お母さんのこの一言でなっちゃんはどんなに嬉しかったでしょうか。
最後になっちゃんは赤ちゃんにたんぽぽをゆらゆらと見せてあげています。
やさしいお姉ちゃんのまなざしで私の心もぽっかぽかになりました。
これから二人目、三人目を出産する友人にプレゼントしたくなる一冊です。
子供にというよりママに贈りたい一冊です。