なっちゃんはお姉さんになりました。
ママにやってほしいことがあるんだけど、ママは赤ちゃんのお世話で忙しいので、なんとか自分で頑張ってみます。
そうすると「ちょっとだけ」成功します。
そんななっちゃんの健気な姿は、子を持つ親ならば誰でも胸にくるものがあるのではないでしょうか。
なっちゃんだってまだまだわがままいいたいだろうし、べったり甘えたいでしょう。でもそこを我慢している姿は…本当にせつないです。
でも、ちゃんとお母さんは知っていたんです。
なっちゃんの気持ちをちゃんとわかってくれていたんです。
その場面は何度読んでも胸が熱くなります。
この本を小学校の読み聞かせで読んだことがありますが、子どもたちも自分となっちゃんを重ねてみる子もいました。
親子で読んで、そしてあなたが大好きなのよって伝えてあげたくなる、そんなお話です。