昨年の秋、大好きな祖父を亡くしました。
わたしは現在25歳ですが、この年になるまで身近な親族の死を経験することがありませんでした。
何ヶ月も前から心の準備をしていたつもりが、そのショックは想像以上に大きいもので、年甲斐もなく何日も何日も泣き続けていました。
そんなときに子どもの本棚にしまっていたこの絵本にふと目がとまりました。
「死」というテーマについての絵本だったので、1歳、2歳の子どもたちにはまだ早いな〜と思い、触れることのなかった絵本。
読み返してみて、涙と思い出が一気に溢れ出て止まりませんでした。
じいちゃん、わたしのところにもおばけになって出てきてくれたらいいのに!なんて思ってしまうような素敵なお話。
大切な人の死。
どうやって心の整理をつけたらいいのかわからずに悩んでいたわたしは、このお話を読むことで大変救われました。
それから何日か経ってから、夢に祖父が出てきました。
伝えたいことがたくさんあったはずなのに、夢の中では声にならず、ただただ嬉しさに呆然としてしまい。
しかし祖父は、そんなわたしには目もくれず、まっさきに祖母の近くに寄り添っていました。
そこにいたのは愛妻家の祖父そのものでした。
ちょっと寂しい気もしましたが(笑)。
じいちゃん、わたしたち家族を愛してくれてありがとう。
これからも見守っていてね。