「やさいばたけははなばたけ」 みんなの声

まさにその通りです。
野菜にも、花が咲くんです。
黄色い花、白い花、桃色の花・・・
花が主役ではないけれど、しっかりとした役目もあるのです。

ひとつひとつ丁寧に描かれた野菜の花。
写実的な絵に、ひとつひとつが勉強になりました。
そして、知ってることもあったけど、発見もいっぱいありました。

我が家の町にもまだまだ畑が多い。
道を歩きながら、「あ！あれ、ナスの花だね。」
とかいって、親子で楽しめたらいいなぁと思えるようなはなしでした。

娘と言い合いになったのがひとつ。
「ニガウリ」の花のとき。
娘は、知らないという。でも、「何言ってるの、あなたの好きな野菜じゃない！？」
でも、娘はピンとこない。
よくよく聞いてみると、娘は「ゴーヤ」と覚えていた。
そうか、にがうりのこと、ゴーヤというものね。
ゴーヤは沖縄の方言だけど、お互い同じ野菜を思い浮かべていたのに、
言い方の違いで、二人で言い合いをしてしまった一幕がありました。

私の実家は使ってない土地がたくさんなるので
そこを畑にしていろんな作物を育てています。
また、主人の実家はお花屋さんでそのお花を育てる農園でも
お花はもちろんなこと、野菜類も育てています。
そんな中、我が家の子どもたちも両家の畑へお手つだいに出かけたり
春前にはジャガイモ掘りを楽しんだりします。
そんなときに息子が隣の畑にもある野菜のお話し興味を持ちましたので
この絵本を借りてきました。

すると、実際に自分が見たにがうり（ゴーヤー）・スイカ
ジャガイモ・なす・・・等々の野菜のお花も登場してきて
得意げに私たちにお話しするのです。
この絵本には瓜科・マメ科などにも分類しておばあちゃんノ語り口調で書かれていて
自然にいろんなことを覚えることができます。
また、そのお野菜のお花には昆虫や虫も描かれていて
この昆虫はこのお野菜が好きなんだね〜
なんて観察しながら楽しむことができました♪

ちょっとした家庭菜園を始めるときにも役立つことが多いかな？
主人の職場でも野菜を栽培することが多いので
ポイントを貯めて購入しようかな？って思うくらい手元に置きたい絵本です♪

福音館書店のかがくの絵本のような感じです。

おばあちゃんの畑にはお花がいっぱい。
でもこのお花、お花でもただのお花ではない！！
それは、ぜーんぶ野菜のお花。


我が家でも今年はお庭で小さなプランターで家庭菜園に挑戦中。
イチゴ、トマト、とうもろこし、枝豆、スイカなどなど。

そして保育園でも、ピーマン、ニンジン、ナス　など　栽培中。

おうちでも保育園でもプランターを覗くのが日課になっている息子。

なので、この絵本を読みながら、このお花は・・・　ナスだね！
などなど、盛り上がりました。

私も読みながら、ハクサイやブロッコリーや大根の花って似ているんだあ！！

カボチャとかって花の下に実ができるんだあ！！

など新たな発見がいっぱいでした。

いつかこのお話にでてくるおばあちゃんのように、
このお花は○○だよ！！、こんなふうに野菜はできるんだよって
簡単にいえるようになりたいですね！

そして息子にも、こうやった野菜づくりをとおして、
自然や外にもっともっと興味をもってくれたらいいなあと思いました！

私事ながら、昨年まで超多忙だった我が家…。
今年から少し時間の余裕が出来たので、プランターでではありますが、
何種類かの野菜を育て始めました。
野菜には、毎日少しずつ変化が起こります。
芽が出て、そのうち花が咲いて、実がなって…。
花の色だって、野菜の種類によって違います。
我が家の子供達は興味津々で、毎朝 起きたら野菜の様子を見に庭に出ます。

そんな我が家にもってこいだと図書館で手に取ったのが、この絵本。
いろいろな野菜や、そのお花の色・形を見ることが出来ます。

作者の広野 多珂子（ひろの たかこ）さんは、野菜を作り続けて２５年。
農家の方というわけではなく、小さな菜園を借りていらっしゃるそうです。
長年にわたって、身近に野菜やその花を見ているからこその写実的な絵に
作者の野菜に対する愛情がうかがえて心が温かくなります。

小さなプランターであっても、実際に野菜を育てる様子を目の当たりにすると、
きっと子供達は塾で猛勉強しても得られない「なにか」を
学び取ってくれることと信じています。