絵は好きなんだけど…
評価を厳しめにしたのは、内容が子ども向けではないと思ったから
小さな子どもだったら、内容を考えずにカラフルなねこ達を見て喜ぶのかもしれない
でも、少し知恵がつき始める3歳以上の子どもなら
家族に受け入れられず新しい世界に出ていく子ども(自分)を重ね合わせて、どんな気持ちになるのだろう?
って考えたら、胸が痛くなった
あたらしい世界で、同じような境遇の仲間に出会って幸せになる
それは大人であれば理解できるかもしれない、現実はその繰り返しであることを知っているから
でも、子どもにとって一番大事なのは、家族という一番身近な存在なのでは?
「みんなちがってみんないい」というような短絡的な言葉ではすまされない絵本
絵本を楽しむ大人も多いので、
単純に児童書のジャンルに入れなければ、良書と言えるかもしれない