今年は8月6日に小学校のお祭りがあるのです。
おはなし会を担当しているのですが、やはり、原爆の本もそっと置いておきたいと思い、
セレクト。
原爆関連の作品は比較的重い絵があり、子どもたちに紹介する時は熟慮が必要です。
この作品は、佐々木禎子さんの折り鶴のエピソードに加えて、
その後世界にその共感の輪が広がったことが紹介されており、
さらには、狩野富貴子さんの淡いトーンの絵なので安心です。
被爆して10年目、12歳で折り鶴を折りながら亡くなったさだこさん。
6年生まではリレーの選手になるくらい元気だったのに。
そして、同級生たちの尽力で建てられた「原爆の子の像」、それに共感して、
世界のあちこちで本が出版され、アメリカでも子どもたちによって「こども平和像」が
完成しているのですね。
さだこさんの悲しみが繰り返されないように。
あらためて考えたいです。