【あらすじ】
ラーメンちゃんが、困っている子どもに会うたびに、ラーメンネタのギャグで励ます。
夢と希望と笑いを届ける一冊。
【感想】
元気がない時に、こういうナンセンス・ギャグの絵本を見ていると、どうにかなるような気がしてくる。
ラーメンちゃんは、何者かわからないけども、私は出てきた時に「待ってました!」の声がかかっていたから、芸人だと思って読み進めてみた。年もわからないけど、ギャグのセンスがオヤジだ。オヤジが描いているのだから、仕方がない。
そんな懐かしい昭和の匂いがするオヤジギャグで、子どもたちが次々に元気になっていく。けっこう、悩みが深刻そうな子どももいたけど、全く問題なく全開。
オヤジギャグの偉大さ、ラーメンの人気と影響力を思い知りました。
驚異的なラーメン・パワー。ラーメンは平和の使者。
だれもラーメンを食べていないのに、元気もりもりになって、行く先がわからない未来に向かってずんずん歩みだしていく。しかし、安心なのです。中華麺が未来をさ示しているから。
面白いから年齢問わず、皆さん、見てください。
見ると、なんとなくラーメンが偉大な気がしてきます。
オヤジギャグも、世のため人のために役立っていることが分かって、早速、調子に乗ってギャグを連発したくなります。しらけてもめげずに、周囲が明るくなるまでやりましょう。
トッピングは、なると、シナチク、ほうれん草。ラーメンちゃんは明るい子なので、たぶん塩じゃないかと思います(色からして)。ラーメンを食べるたびに、思い出したい名作の1つです。愛情と根性、世界平和の願いを感じます。お見事!