ありがとう、フォルカーせんせい」 みんなの声

ありがとう、フォルカーせんせい 作・絵:パトリシア・ポラッコ
訳:香咲弥須子
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2001年
ISBN:9784265068067
評価スコア 4.84
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  • 出会いで人生かわるんだね。

     LD児のこどもたち、またその子の先生・親御さんだけでなくて、すべての子どもや大人たちに読んで欲しい作品です。障害をもっているというだけで、偏見をもったり変な色眼鏡でみたりする人が、いなくなれば社会は優しくなれるのではないかと思います。

     教育の場で問題になる、いじめや学習障害など、身近な題材を 作者の自伝的な物語であるからこそ真実味があり、きらりと光るものがある作品だと思います。最初、読んだ時思わず目頭が熱くなりました。温かい家族や、運命的な出会いのおかげでイラストレーターになれた作者。その、すばらしい出会いのおかげでこの作品があるのです。

     5年生になるまで、文字が読めず いじめられっこにからかわれてつらい思いをしたトリシャ。先生が問題を見つけてくれて、トリシャに合った学習をすることで、大好きな本が自分で読めるようになる。本て読んでもらうのもいいのですが、自分で読んでいくうちに夢中になるのが私は好きです。 儀式にあった「ハチミツはあまーい。本もあまーい。よめばよむほどあまくなる」本当に、そのとおりだと思います。

     こんな素敵な先生との出会いが身近にありますように。

    投稿日:2006/12/20

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  • LD(学習障害)児だった作者

    • レイラさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子9歳

    主人公のトリシャは作者の少女時代の姿です。
    5歳になっておじいちゃんから本を読む儀式をしてもらって、
    トリシャは素敵な読書の楽しみの世界へデビューするはずでした。
    でも、何か違う、読めないのです。
    それはトリシャにも理解できない症状でした。
    5年生になってますますお友達から孤立する中、
    必死に耐えるトリシャは新しい先生に出会います。
    先生は見分けるのも難しいトリシャのLD(学習障害)を見抜き、
    トリシャにあった指導をしてくれました。
    その30年後、作者は子どもの本の作家になっているのです!
    LD理解のみならず、読書の豊かさ、家族や先生の愛情など、
    多くのメッセージを受け取ることができます。
    また、LDでなくても、自分の欠点に悩む人への大きなエールではないでしょうか。

    投稿日:2005/10/16

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  • 感動しました!

    • ほんやんさん
    • 30代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子11歳、女の子8歳

    6年生の読み聞かせでこの本を読みました。

    何を読もうか悩んでいた時に、以前読んだ事のあるこの本を思い出しました。

    主人公のトリシャはLDという学習障害で、字を読む事が出来ません。
    クラスのみんなから馬鹿にされます。
    転校をきっかけに「もしかしたら変われるかもしれない」と淡い期待をするのですが、
    もろくも崩れ去ります。

    人は自分より劣ったり、違ったりすると、どうして変な目で見てしまうのでしょう?

    でもトリシャはフォルカー先生に出会い、初めてLDだという事が理解されて、
    変わる事ができました。

    この本を書いた作者が、トリシャ本人だと知って、私は感動で胸がいっぱいになりました。

    この本を読んだ事がきっかけとなって、人との違いを考えられるようになってくれたら、と思いました。
    みんな真剣に聞いていてくれました。

    投稿日:2005/09/29

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  • トリシャ、よかったね!

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子12歳、女の子9歳、女の子5歳

    「チキン・サンデー」を以来、パトリシア・ポラッコに見せられています。重いテーマに真摯に取り組んでいる姿勢は、最近、軽くて楽しい絵本が数多く出版されているなかで、見逃せない作者だと思います。

    この話は、LDの少女が主人公。でも、物語の展開上、LDだけでなく、いじめ、先生のあり方、作者の死生感、読書の楽しさ、字が読めることの喜び、達成感の大切さなど、たくさんの問題提起をしています。親として、大人として、手元に置いておきたい1冊です。

    5歳の次女には難しいかと思いましたが、訴えるのもがあったのでしょう、2度続けて読まされました。そばで、中学生の長男も聞いていました。

    この人の絵本にはもう一つ魅力があります。それは、どの主人公も暖かい家族に囲まれているということです。きっと、作者自身の家族がすばらしかったのでしょうね。

    投稿日:2005/08/12

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