『BATS AT LIBRARY』が原題。
真夜中のコウモリのおはなし、ということで、少しホラーかな、と躊躇していましたが、
「としょかんへいく」との題名につられ、読み進めるととても愉快な作品でした。
小学校のおはなし会で読みましたが、とても受けが良かったです。
真夜中のコウモリたちは、図書館の窓が開いていることに気付きます。
さあ、コウモリたちの図書館タイムの始まりです。
以前にも来た事があるという、通の大人たちは早速お目当ての本に夢中、
はじめての子どもたちは館内の機材で遊び始めるのですね。
OHP、コピー機などなど、わかるわかる、その気持ち。
聞いていた児童たちにも大うけでした。
さてさて、クライマックスは読み聞かせ。
コウモリはぶらさがって見るので、本も逆さという、さりげない演出もあります。
お話に夢中の姿が素敵です。
お母さんのおひざの上で聞いている子どももいますね。
みんなが物語に引き込まれ、登場人物になりきっているのですが、
それらが名作の数々。
『かもさんおとおり』、『おやすみなさい おつきさま』、赤ずきん、アーサー王物語・・・。
おやおや、ピーター・ラビットまで。
聞いていた児童たちと大いに盛り上がりました。
図書館や本の楽しさがいっぱい描かれていて嬉しくなりました。