この原作は児童書として出ていたのでしょうか?それとも別の方が絵をつけている原作絵本があったのでしょうか?
あまりにも「はたこうしろう」さんの絵がハマりすぎていて、ほかに原作があるなんて想像できませんでした。
内容は淡い気持ちをお互いに持っている少年少女の気持ちのやり取り。
どう見てもこの二人のやり取りは「好き合っている」のに、お互いに傷つけあう手紙ばかり送りあっています。
その幼さが大人から見ると懐かしくも可愛らしく思えます。
たぶん、この絵本は同世代の子どもたちより、大人たちが過去の初恋をも出だしながら読みたくなる1冊ではないでしょうか?
金原さんの邦訳は、言葉がとても心地よいです。
10代の少年少女の気持ちがダイレクトに伝わってくる気がします。
とても読みやすい素敵な作品でした。