うちの上の子が小学校の頃から好きだった(確か初めて知ったのは小6くらいでした)シリーズもついに9巻になりました。
正直この頃は、最初の頃のテンポのいいストーリーではなくなってしまいました。
面白いは面白いのですが、作者が書きたいことをすべて詰め込んで書いているようで、(物語が)膨張してダラダラこぼれてきている感じがします。
それでも基本的な設定と要所要所のシーンはやっぱり楽しい物語です。
うちの子と笑ったのは、「アダルト トム&ソーヤ」の章で、
(実は内人と創也の父親同士も学生時代の友人で、同じような立場だった)ふたりの父が街角でばったり会い、ちょっとしたハプニングにいっしょにタッグを組む話でした。
「この父にしてこの子あり!だね」と私が言うと、
娘が「ううん、この母(おばあちゃん)にしてこの息子と孫あり!だよ」と、言われました。
シリーズをここまで読んじゃっていると、やはり続きは気になるので、なんだかんだ言いながらもこれからも読んでいきそうな気がします。
サラッと楽しい学園ものが好き!という小学校高学年から中・高校生のお子さんたちにお薦めできるシリーズです。