お手紙や郵便配達のお話は絵本に多いですよね。それだけ、お手紙って重要なアイテムなのかもしれません。
誰からもお手紙をもらったことがないと嘆く人に対して、優しい人たちがお手紙を書いて送る、というのが、大方のお話のパターンです。
ところが、このお話では、局長さんが「てがみが ほしかったら、じぶんから だれかに てがみを かくんだ」と言うのです。これはなかなか凄いことではありませんか。
確かに何かをして欲しいと思えば、まず自分からアクションを起こすのが基本です。
そんなことをこの本はさらっと教えてくれます。
お手紙って書いても嬉しいし、もらっても嬉しいもの。小学生でも電話やメールでやり取りするようになったこの頃、せめて小さい子どもにはお手紙を楽しんで欲しいものです。