「あなたをずっとずっとあいしてる」 みんなの声

ずるくて弱いものいじめばかりするティラノサウルス。
この、生きていく上で仕方の無いキャラクターが物語で
重要な役目になっています。
心優しいマイアサウラのお母さんがある日拾った卵。
自分の卵と一緒に孵化させると、それはティラノサウルスの子だったのです。
一旦は捨てに行きますが、引き返してしまったゆえ、愛情は増していくのですね。
我が子ライトと一緒に育ったその子はハートと名づけられますが、
やがて現実を知ることになる日がやってきます。
母の心、ライトの無垢な行動、実の父らしいティラノサウルスとの出会い・・・。
ハートも頑張って本当の自分の姿を受け入れていきます。
切ないシチュエーションが展開していきますが、
母の「あなたをずっとずっとあいしてる」の言葉がたまりませんね。
母と子に、届けたい作品ですね。

マイアサウラのお母さんが見つけたのは、実はあの恐ろしいティアノサウルスのたまご。でもハートと言う名前を付け、我が子のように大切に大切に育てます。大きくなって自分の本当の正体を知ったハートは・・・

もう涙で、途中から鼻水をかみながら読みました。
優しいお母さんに愛情たっぷりに育ててもらったら、こんな優しいいい子になるのかな？私も今日から子育てを見直さなければ（苦笑）
親子愛って言葉にできないけれど、形こそは違っても、きっとどの家庭にもあるんでしょうね。子どもが大きくなったときに、やっぱり自分の子育ては正しかった！！と思えたらいいな・・。

宮西さんのシリーズは、すべて子供と読みました。

どの作品も、子供と一緒に楽しめる作品ですが、このティラノサウルスシリーズは、親子愛、家族愛といったテーマがあって泣けてしまいます。

マイアサウラ（草食恐竜）が拾って育てたタマゴがティラノサウルスで、大きくなるにつれて・・・。

やっぱり書評を書いていても泣けてきてしまいます。

でも、この本が特別なのは、宮西さんの講演会に参加したときに、子供宛にサインを貰ったからです。

宮西さんは、本を書くだけでなく、講演会をやっていてナント本人が読み聞かせをしてくれるので、一度は参加されると良いと思います。

最初は恐竜好きの子供が喜ぶかなと思って買ってきたのですが、泣きそうになってしましました。
結構字が多いのですが、子供たちは最後までずっとだまって聞いていました。
拾った卵から恐ろしいティラノサウルスの子供が産まれて、大きくなると自分がたべられてしまうかもしれないのに、自分の子供と同じように育てたお母さんも素敵だし、その愛情で、自分がマイアサウラだと思っていた子供の愛情も素敵で、感動しました。
こんな風にたっぷり愛情をそそいで子育てをしたいです。

こんなに悲しくなるのはなぜでしょう
こんなに感動するのはなぜでしょう
いつまでもいつまでも心に残り、そんな事を考えさせられました。
森に返しに行ったのだけれど、やはり出来ないという
母親の理屈では言い表せない愛情
引き返し抱きしめた時の溢れる思いに同化してしまいました。
読んでいるうちに、まるで自分がハートの母になったようで
悲しかったのです
切なかったのです
私もタイトル同様、ずっとずっと愛してるって心でつぶやき
本を閉じました

皆さん、書かれているように、読み聞かせをしたくても、
こっちが泣けてきて読めないのです。
「ハート」の名前にこめたおかあさんの気持ち通りに、
ハートは心やさしい恐竜です。

おかあさんは、ティラノサウルスでもマイアサウラでもなく、
「自分の大切な子、ハート」なんだと言って抱きしめる所が、
もう泣けて泣けて。。。

ハートは幸せになったのかな。。
きっと、強くてやさしい立派な恐竜になったでしょう。

３歳の息子にはどこまでが理解できるんだろうと思いつつも
友人の涙なしでは読めない、の言葉に買ってみた本。
感動して、読み進むのが大変だった私。
きちんと内容を把握しなくても気持ちは伝わるんだ、
息子も毎回一生懸命になって聞いてくれます。
気がつくと恐竜にすごくすごく感情移入している自分が
いるのです。　いまや私も涙なしには。。と友人に
すすめている１冊です。

本屋さんで慌しく立ち読みしただけだったので、じっくり読みたいと図書館に予約して２ヶ月、やっと借りることが出来ました。
前に読んだ時は、良かったけれど泣くほどではないかもと思っていたのに、今回子どもたちに読み聞かせながら、声が震えてしまうし、胸が苦しくなってきました。
実は、すっかりおかあさん恐竜の気持ちになってしまったのです。
我が家の子どもたちはといえば、このシリーズでは、娘は『おれはティラノサウルスだ』が、次男は『おまえうまそうだな』がお気に入りですが、今回はそれほどの反応は見せませんでした。
この本は、是非、子育て中のお母さんに読んで欲しいと思います。

それにしても、
　　　　あなたが　どこに　いても　いつまでも　あなたを　あいしている
　　　　ずっと　ずっと　あいしている
なんて、すばらしい言葉なんでしょうね。
我々お母さん達も、もっと子どもに「あなたをずっとずっと愛している」と叫ばないと！

子どもへの虐待が多い世の中。絵本の中では、生きていく世界が違う恐竜の子どもと、ママの、絆。

事実を知ったときの、親の思いと子どもの思い。愛しているからこその別れ。
子どもへの無情の愛を考えさせられます。

上の子が喘息で入院中に、チャイルドルームに置いてあったこのシリーズの本に出会いました。子供が選んだので、恐竜の物語かな・・と軽く読んでみたのですが、最後には声がふるえて読めなくなりました。退院まで、毎日眠る前に読んでいて。今年のクリスマスのプレゼントは、この「あなたを・・」を含む３冊に決定しました。子供が自分で決めたのですが、まさか絵本を選ぶとは思っていなくて驚きました。シリーズの中でも、母の愛が込められているこの本は、涙の量が違うというか・・胸にこみ上げてくるものがあります。子供は読み終えてから、わからなかった部分を「なんでなの？」と聞いて、説明すると２度めを読んでと言います。しっかり想像しながら聞いている様子が、本の内容だけに嬉しいです。早く母が涙せずに読める日がくればいいのですが。