ピーター・シスが伝記も描く絵本作家であるということを知ったのは伝記絵本について調べ始めた時からです。
この絵本はガリレオについてですが、この他にダーウィンやコロンブスについても描いています。
どの本にも共通するのが、果敢に新しいことを発見・発明していく先駆者であったこと。
先駆者というのは、人よりも進んだ考えを持ち周りから理解されず苦難の道を歩んできたという要素も強く、このガリレオもそう。
ガリレオを扱った伝記絵本には他に『わたしガリレオ』があり、この本と併せて読むとガリレオの生涯がよくわかります。
ガリレオの生涯と共にガリレオの残した言葉も同時に描かれていて、読み聞かせ向きという観点からは少し外れてしまうので、手に取る機会が少なそうなのが残念ですが、絵が美しくて読み応え充分。
ガリレオと言ったらこの本と思いだしていただきたい一冊です。