「シニガミさん2」 みんなの声

「シニガミさん」に続き「シニガミさん２」も子供への読み聞かせではなく，親の私自身が読みました。

前作に出てきたぶたくんなのでしょうか？
今回はぶたくんと仲良しのうさぎちゃんのお話です。
シニガミさんが知る死んでしまったうさぎちゃんの回想をぶたくんに話すことで，死にたいと言うぶたくんを止めるお話です。
ぶたくんとうさぎちゃんの友情が描かれていて，２匹の行き違いが悲しいです。
ちょっとしたドラマのよう。

死んでいくものが生きていくものに伝えたいこと，奥の深いお話でした！
題材が題材なだけに，今回も４歳の娘には読み聞かせていませんが，大人が読んでも十分意味ある絵本です。

小学一年の息子はこの絵本を読んでいる最中から
泣きそうで泣きそうで
読み終わった後大泣きしました。

「こわい」と言っていました
子供たちにとって喧嘩して売り言葉に買い言葉で
ひどいことを言ってしまった記憶や
喧嘩別れして帰ってきてしまった記憶がつい最近のものとして
あるのでしょう。
大人になってしまうと激しくケンカしても
不用意な一言を言うことはなくそつなく過ごしてしまいますが、
子どもたちは毎日懸命に頑張っている分
衝突も多いのでしょう。

ブタとうさぎの喧嘩が自分の身の回りにもある身近なもの
だっただけに
うさぎのかわいそうな最後に耐えられなくなったのではと思います。

考えて言葉に出さないとブタさんみたいに後悔することになるということだけでも強烈なインパクトだったと思います

「シニガミさん」が良かったのでこちらも読んでみました。
個人的には１のほうが好きです。
今回はうさぎがいきなり死んでいるところからスタートします。
ええっとショックを受けてしまいました。
最後まで読み終え…作者のメッセージはわかりますが…。
死ということを考える、教える機会ってなかなかなさそうなのでそんなときによさそうな絵本だとは思います。たしかに大切なことがかかれていますが読み手としては子供には少し読みにくいです。

5歳の息子と読みました。この本を読むきっかけは絵本ナビでしにがみさんの絵本をしったからです。以前から宮西達也さんのティラノサウルスシリーズやにゃーごが大好きな子供たちだからきっとこの絵本もと思って読みました。
どんなお話か知らずに読んだのですが冒頭のしにがみさんのセリフがインパクト大です。そしてしにがみさんが大切なことを教えてくれます。死んだ人のことを忘れないで生きていくこと、そのひとのぶんまで生きないといけないことに。先に2から読みましたがはやく1も読みたくなりました。