『sky color』が原題。
マリソルは絵を描くのが大好きで、空の絵を描こうと思い立った訳です。
ところが、絵の具の箱に青が無かったのです。
途方に暮れるマリソルですが、夕陽や雨天の様子を見て気付くのです。
空は青くない。
そして、見事に空の絵を完成させるのです。
空の色は青、という固定概念から自由になる大切さを教えてくれます。
とても奥の深いメッセージです。
『てん』『っぽい』に続く作品となっています。
思春期の子どもたちにも、物の見方について考えてもらうきっかけとなりそうです。
作者の実体験がベースのようですね。
それだけに、説得力があります。