かえでの葉っぱ」 みんなの声

かえでの葉っぱ 文:デイジー・ムラースコヴァー
訳:関沢 明子
絵:出久根 育
出版社:理論社 理論社の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2012年11月
ISBN:9784652041253
評価スコア 4.59
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みんなの声 総数 40
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  • いつか訪れたい

    木から落ちた一枚の葉っぱ。風にのり、川をながれてと一生に一回の大冒険です。ですが、冒険のわくわくどきどきよりも、冷静にいろんなものを見て聞いて静かに楽しんでいる様子。
    変わっていく自分を常にうけいれていく葉っぱに、いつしか人生を重ねつつ読んでいました。
    特に最後の場面。自分も最後はこうあれればな、と願ってしまいます。
    すてきな絵からチェコの森を感じ、いつか訪れてみたいと強く思いました。

    投稿日:2017/08/14

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  • かえでの葉っぱの一生

    全頁試し読みで読みました。一枚のかえでの葉っぱが旅をして「かえでの葉っぱの一生」を描いています。表紙の絵もやがて訪れる秋の景色が美しく秋が楽しみになりました。かえでの葉っぱの一生が、少年との出会いで自分が旅した話をしようと少年との再会が楽しみにしていたのがよかったと思いました。たきびをしていた少年との再会があり、少年に命尽きる前に自分にあったことを約束通りに話が出来てから命が尽きたのがほっとしました。美しい季節の移り変わりの絵も魅了しました。

    投稿日:2017/08/14

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  • 繰り返し読むほどに惹かれていく

    あまりこれまでは見たことがない新しい切り口で、不思議な気分になる絵本でした。
    舞台が日本ではないから余計にそう思うのかもしれません。
    チェコで画家をされている作者の視点が、とても叙情的で、詩人のようです。

    一度読んだ時には、少し難しく感じてしまいましたが、もう一度読み返し、また読み返すとその度にこの絵本のストーリーに惹かれていく感じがしました。

    かえでの葉っぱが旅をするさまが、まるで作者は一度かえでになったことがあるのかな?と思うほどに表現されています。
    その詩のように進むストーリーとこのイラストがまたとても合っています。

    子どもには少し難しいかもしれません。
    でも、何度も繰り返し読むほどに味がある絵本です。

    投稿日:2017/08/13

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  • 一枚の葉っぱの冒険

    枯れてゆく時になって、初めて自由な旅ができるようになった
    ちっぽけな一枚の葉っぱの冒険のお話でした。
    なんて希望にあふれた、元気な葉っぱなのでしょう。
    風に乗り、危ないこともちゃんと上手に逃れて、旅を続ける葉っぱは
    様々な変化をしてゆきます。
    われもこうの原っぱや、霜の降りた白くきらめく葉っぱの絵がきれいです。
    春には芽吹く用意をしている若々しいデイジーと枯れ葉の対比がさみしいです。
    でも、どの枯れ葉も経験をしたことがないくらいの長い旅でした。

    投稿日:2017/08/13

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  • チェコと出久根さん

    出久根 育さんは、と〜っても気になる画家さん
    かわいらしい「もりのおとぶくろ」
    ユニークな「おふろ」
    個性的な、どこか外国の雰囲気の「はるさんがきた」
    いつも、違った雰囲気で
    同じ方の作品?なの???
    と、思っちゃう

    「さいごの一葉」みたいなのかな?
    と、「全ページためしよみ」で
    楽しませていただきました

    きれいな葉っぱの旅?
    いえいえ・・・
    枯れたー汚れた葉っぱになってしまう
    そのまま、雪に埋もれてしまうのかしら・・・
    ところが、それで終わらないのです

    そうそう、葉脈だけになった葉っぱって
    「レース」みたいなんですよね

    約束していた男の子と再会
    でも・・・

    チェコの社会情勢を背景があるようで
    葉っぱのつぶやきの中に
    何か、作者の気持ちが込められているのかな
    と、思ってしまうのでした

    現物の本でも読んでみます!!

    投稿日:2017/08/11

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  • 幸せに

    旅する葉っぱが、抒情的に描かれています。本当に一枚の葉っぱなのにそこにドラマがあるんです。いろいろな季節の中で生きる葉っぱを、とても丁寧な描写で感じることができます。子どもには少し難しい内容かもしれませんが、絵も美しいので、少し大きくなってプレゼントしてもよいかもしれませんね。声に出して読んでいるだけでも、この風景が自分の体の中に入ってくるような気持ちさえしてきます。たき火ってなぜだかわからないけれど幸せな気持ちになるんだ、っという言葉が素敵です。そう、本当に理由なんてないけれど火を見ているとほっとあったかくなるんです。葉っぱの命が集まって、生きている温度になるんでしょうか。なんだか周りを囲みたくなるんですよね。

    投稿日:2017/08/12

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  • 葉っぱの生涯

    黄色とピンクのグラデーションが美しいカエデの葉っぱを想像しながら読みました。カエデの木の枝から落ちて、少年と出会い、風に乗っていろいろな場所を旅する様子はとても生き生きとしていました。ラストでは筋だけの葉になり、自ら焚火の上に落ちていきますが、満ち足りた気持ちだったのだろうなと思いました。

    投稿日:2017/08/10

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  • 美しい

    たいへん長生きした落ち葉のお話です。
    まさか、冬まで越すとは思いませんでしたが、少年に出会えてほっとしました。

    美しさはうつろいやすいという言葉がありました。
    本当にそうだなと思うようになったのはつい最近かもしれません。

    たくさんの子供たちに読んでもらって、自然を慈しむ心が育つといいなと思いました。

    とても美しい絵本です。

    投稿日:2017/08/10

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  • ぼくは旅する葉っぱ

    表紙の美しい色合いに惹かれて手に取りました。
    崖っぷちに立つ一本のかえでの木。紅葉した葉の最後の一枚が風に吹かれてまい落ちます。こんなところで終わりたくないと思った葉っぱは、偶然出会った少年に風に乗せてもらい、旅に出て行きます。
    「一か所にじっとしているなんて、まっぴらだ」「ぼくは旅する葉っぱなんだから」という葉っぱの強くて一途な心に感動しました。
    景色をめぐる美しい挿絵も見ごたえがあります。

    投稿日:2017/01/07

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  • 『ペンキや』で出久根さんの絵にほれ込み、

    この絵本の表紙の美しさに心打たれて手に取りました。

    一枚の美しい金色のかえでの葉(片方のふちがピンク色というオシャレさん)が、

    遠く遠くへ行きたいと願い、

    優しい少年や、ツバメに出会って、

    畑や草原を飛んで川に流れて、

    そしてだんだんと枯れ葉になって、

    空の星を見上げて歌って、

    最後はかえでを遠くへ飛ばしてくれた少年の焚き火の葉となります。


     だれでも焚き火のそばでは幸せになるのです。
     
     なぜかはわかりませんが、そうなのです。


    ラストのこの言葉の意味を考えながら、

    もう一度絵本を読み返してみて、

    確かにそうだなぁとしみじみしてしまいました。

    焚き火には、

    枯葉や乾いた小枝を使います。

    その一枚一枚、ひと枝ひと枝には、

    焚き火をするその時まで、

    それぞれの人生があったのです。

    落ち葉になるまで、たくさんのものと出会い、

    もしかしたら、この絵本の美しいかえでの葉のように、

    風を感じ、空を見上げ、歌ったのかもしれません。

    かえでの葉が言うように、

    かつてはきれいな緑色だったり、きれいなつぼみだったのかもしれません。



    そう思いながら焚き火を見つめると、

    なんだか心まで暖かくなる気がします。


    絵画のように美しい絵があるだけでなく、

    詩のような言葉が一冊の本の中に広がっています。

    ずっと手元において、飾って、何度でも読み返したくなる絵本です。

    投稿日:2013/07/04

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