チリとチリリシリーズは毎回とても夢にあふれた素敵な世界を見せてくれますが、今回は明るいイメージとは程遠い地下がテーマのおはなしということで少し不安に思いながらも手に取りました。
しかし、表紙のイラストには黒を背景に明るく輝く花々のイラストがあり、不安はすぐに期待にかわっていました。
いつもとは違うお部屋の中からおはなしが始まり、息子は少し怪訝な表情でしたが、チリとチリリが自転車に乗ったとたん、期待に満ちた表情でおはなしの続きをせかします。
今回も、チリとチリリのおはなしにはなくてはならない、魅力的な名前のたべものやかわいらしい小物に釘付けになりつつ、素敵な二人の冒険を楽しんでいました。
土の中にこんな世界が広がっているとしたら本当に素敵です。
この本はシリーズの中でも一番のお気に入りになりました。