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日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?

日・中・韓平和絵本 へいわって どんなこと?(童心社)

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おかあさんの紙びな」 みんなの声

おかあさんの紙びな 作:長崎 源之助
絵:山中 冬児
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:1976年
ISBN:9784265909339
評価スコア 4.5
評価ランキング 7,866
みんなの声 総数 11
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  • 語り継ぐ大切さ

    あの震災が起きてから、災害にしろ原爆にしろ語り継ぐことの大切さを身に染みて思うようになりました。

    親になり子どもも産み、子どもに生きていく術や知恵を継承していかなくてはということを、改めて考え始めたからかもしれません。

    この絵本は、国語の教科書の「一つの花」の関連本として紹介されていました。

    戦後の物のない時代には、着物や大切なものを売って食べ物と物々交換してなくはいけない時代がありました。

    女の子の大切なおひなさまをお米に代えなくてはいけない親の気持ちは、とても痛切なものがあるでしょう。

    物がなければ知恵で補うというこのお母さんは素敵だと思います。

    でも、このような時代は二度ときてほしくはありません。まずは、大人たちがしっかりとそのことを伝えていかなくてはと思いました。

    投稿日:2011/09/06

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  • お母さんが教えてくれたこと

    女の子にとって、おひな様は宝物なのでしょう。
    戦災を避けるために田舎に預けられたおひな様。
    戦争が終わって、空腹を訴える女の子に与えられた白いご飯は、おひな様を売ったお金で買ったものでした。
    失ったおひな様の代わりに紙でおひな様を折り続けるお母さん。
    非難する女の子を諭すのではなく、ただ女の子の言葉を受け止めるお母さん。
    おかあさんにとっても、おひな様を売るのがつらかったのだとひしひしと伝わってきました。
    その女の子が母親になって、紙びなを子どものために折っています。
    戦争の悲しみもさることながら、お母さんのぬくもりが紙びなに込められているのです。
    言葉ではなく伝わる思い。
    おひな様に込められている母親の心が伝わってきます。

    投稿日:2011/04/20

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  • 切ないですね。

    子供の成長を願う女の子のお雛様すらお米に変えるために売らなくてはならなかった時代。
    子供本人はもちろんですが、親の気持ちもやるせなかったでしょうね。
    生きるためには仕方のない時代。
    今の私たちには想像もつかないような悲しさと惨めさと。。。
    平和を守っていかなければと思いました。

    投稿日:2019/08/02

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  • 戦争について少しお勉強

    桃の節句なので借りてきました。
    息子も6歳になったので、そろそろ戦争のお話をしてもいいかなっと
    思いこちらの絵本を読み聞かせ。

    戦争で家が燃えてしまったり、お雛様とお米を交換したり・・・と
    息子は初めて知ることがいっぱいでした。

    戦隊が好きでいつも戦いごっこをしていますが
    悪いヤツは戦ってやっつけよう!と安易に思って欲しくないノデ
    戦争について少しずつお勉強してほしいです。

    投稿日:2014/03/24

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  • 読み継がれてほしい絵本

    「おひなさま」コーナーにもありました

    ゆびしゃぶりしている女の子の表紙
    どうしてかな?
    気になって、借りてきました

    1975年初版のものでした

    立派なお内裏様とお雛様と
    きれいな背景に
    紙雛

    折っているのは「おばさん」と呼ばれている方

    そのおばさんの小さい頃の話になります
    戦争中のおはなしでした

    食べるものがなかった
    大事なものがなくなった
    生活するのも大変だった

    想像するしか出来ません
    どれ位想像出来るかわかりませんが
    子どもは、子どもなりに考えてくれると思います

    割烹着姿のお母さんの姿に
    悲しくなります
    子どもだった「おばさん」には
    だんだんわかっていくことなんですね

    「だって 紙びなには おかあさんのような
    やさしさがあるんだもの」

    の言葉が心を打ちます

    絵も落ち着いていて素敵です

    読み継がれてほしい絵本です

    投稿日:2014/02/05

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  • おなかいっぱい白いお米を食べる

    戦後の生まれですが、農家に育ったせいかいつも白いお米をお腹いっぱい食べさせてもらったことに感謝しています。白いお米の中に麦が入ってはいましたが、お弁当を持って行く時だけは、まっしろなお米だったことにも母の思いやりがいっぱい詰まっておりました。このおかあさんはお米を食べさせるだけに精一杯でどんなにか不憫に思っていたと思うと切なくなりました。紙雛に母の愛情が滲み出ていました。

    投稿日:2013/02/28

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  • 戦争

    戦争中、終戦直後のひな祭りです。
    お節句を祝うどころではなかったのは、戦争を知らない私でも想像できることです。
    食べるために雛人形を手放す・・・母親としては、どんなに悩んだことだろうと思います。
    難しいテーマですが、話しかけてくれるような文章で、わりと小さな頃から理解しやすくなっていると思いました。

    投稿日:2013/02/20

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  • 戦争の残したもの

    戦争は命が失われるたいへん悲しいこと。
    そして、戦争が終わってもなお
    復興していくには、悲しみと苦しみを乗り越えなければならないのである・・。
    おなかが減って、たいせつな物を売って食べ物を手に入れる。
    そのギリギリの選択を、子供のさえ突きつけてしまう戦争後の現実が
    痛いほど伝わります。

    投稿日:2012/03/01

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  • 母を思い出して

    戦争で食べるものがなくて困っていたときお母さんはお雛様とお米を取り替えて食べさせてくれた。女の子は、そのことを知って一日中泣いたんですって・・・

    その時お母さんは、紙びなを折ってくれたんです。

    戦争のかなしさ 私も戦後の生まれですが、一度に平和な暮らしが奪われていく戦争への怒り!
    今もなお世界のあちこちで、争いが絶えません、悲しいことですね。

    もうすぐお雛様の日

    我が家には、りっぱなお雛様はありませんが・・・私の母は、お雛様の時ちらし寿司を作ってくれたのを思い出します。
    季節のお祝い事を家族で楽しんでいたように思い出されて懐かしくこの絵本をよんでいます。

    今の 子供たちにも りっぱなお雛様もいいですが 家族で楽しく集えることが思い出に残るのでは内でしょうか?

    絵本でおんなのこが 顔中一杯ごはんつぶをつけている絵が印象的です。
    母の有り難さ!をかんじました。

    投稿日:2007/01/24

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  • 戦争の悲しみが静かに伝わります

    • 莉瑠さん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 男の子12歳、男の子8歳

     戦争で「私」の家は焼けてしまったけれど、田舎に預けてあったおひな様だけは助かりました。でも、食べ物がなくて、小さい私はおなかをすかして泣いてばかり。ある日、おかあさんが白いご飯をどっさり食べさせてくれて嬉しかったけれど、それはおひな様と取り替えたものだったのです。
     戦争や空襲の細かい描写はありませんが、幼い子供の目から見た戦争が映し出されていて、平和への願いを静かに訴えるお話です。
     娘のために、声をかみころし肩をふるわせて泣きながらおひな様を折るおかあさんの背中が切ないです。
     お話の背景が分かるようになるのは小学生ぐらいからかもしれませんが、短いお話なので小さい子にも何かは伝わるはず。豊かで平和なこの時代だからこそ、ぜひ読んであげてください。

    投稿日:2006/02/23

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