これはアフリカの昔話をダイアン・ホフマイアーさんという方が再話した作品で、絵はピート・フロブラーさん、邦訳はさくまゆみこさんでした。
アフリカらしい、草原に生きるたくさんの動物たちがと登場し、広い大陸ならではの時感の流れのゆったり感を感じる内容でした。
言葉遊びの伝言ゲームのような楽しさもあるので、日本の昔話でいったらこのお話は
「団子むこ」「ぼたもち」(地方によってお話のタイトルが若干違う)などと同等の道中が長くて、目的地に着いた時、元の名前を忘れていた。というパターンで、
こういうお話は会話のリズムが楽しいので、一人読みで黙読するより、音読してあげた方が子どもたちにはいいかな〜と、思いました。
若干遠目の利きにくい、薄い色彩ですが、光の加減など気を付けて、読み聞かせなどで使てみても、楽しそうです。
小学校の高学年くらいからお薦めします。