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「スザンナのお人形」と「ビロードうさぎ」の2篇からなる絵本。 レトロなイラストで、懐かしい感じがします。 スザンナは強情な女の子。 長女の小さい頃を見ているようでした。 悪いことをしたら、きっちりしかる大人の態度も好感が持てます。 丁寧できれいな言葉が使われているのも良かったです。
投稿日:2020/12/18
スザンナのようにごうじょうな女の子は特別ではありません。4才、5才から反抗的になったりいやといったりします。それで親が怒ることになるのですが、単におこるだけでなく、自分が言ったようになるとこうなるんだよ、というふうに仕向ける?計画する親が面白いですね。本気です。だからお友達に売ってしまったおもちゃは戻ってきません。でも本当に大切なお人形は、もうおもちゃではなく、自分にとっては本物なんですよね。この次に読む、ビロードのうさぎに続いていきます。玩具と子どもの関係って特別です。
投稿日:2014/05/05
2作品とも、子供のおもちゃにたいする愛情がテーマになっています。 「スザンナのお人形」では、いじっぱりなスザンナと大切なお人形が、「ビロードのうさぎ」では、病気になった男の子とうさぎのぬいぐるみが、それぞれ物語をつくっています。 ぼろぼろになるまで遊んでもらえたおもちゃは、なんて幸せなんでしょう。 そして、そんなにも愛するおもちゃに出逢えた子供達も幸せでしょうね。 おもちゃですから、いつの日か別れがきます。 「ビロードのうさぎ」では、お別れした後でもそれぞれが幸せに暮らしていることが書かれていて、読んでいるこちらも幸せな気持ちになりました。 物語の設定が、昔の外国の裕福な家庭なので、なじみのないそういった場面がすんなりと物語に入り込めなかったかなと思います。
投稿日:2011/05/07
強情なスザンナ。大事な花びんを壊しておいて、自分のお金で弁償するからいいと素直になれません。 反抗期でしょうか? 両親の解決法はとてもドライ。スザンナのおもちゃを子どもたちで競りにかけて、花びんの弁償代を作ろうと言うのです。(日本では考えられませんね) 自分の大事な物のはずなのにスザンナはそれでもあやまりません。 最後にスザンナの頑な心を開いたのは、競売にかけられた他のおもちゃではなく、ボロボロになった人形でした。 それほどに愛された人形。ほんとうのものになった人形はスザンナが心許せる友だちだったのですね。 話の終わりに、売った物はもう帰らないと釘がさされていますが、これって日本で考えたら「やりすぎ」。こういう教育もあるんだな〜。 と、この本は「ビロードうさぎ」も重要な物語です。 ほんとうのうさぎになったビロードうさぎのお話し。 後に「ビロードうさぎ」だけでいしいももこさんが翻訳し直していますが、この本では言い回しの古さとともに輝いているものを感じることができます。 2002年に出版された「ビロードうさぎ」と読み比べてみることをお薦めします。 この本については、「スザンナのお人形」と「ビロードうさぎ」をカップリングにした企画といしいももこさんの思いに賛辞を送りたいと思います。
投稿日:2009/12/05
二つのお話が入っていますが、どちらも子どもと人形・ぬいぐるみとの親密な関係を描いた絵本です。 「スザンナのお人形」では、とても可愛げのないスザンナに最初は共感できませんし、立派なオモチャにも愛着のかけらもなかったのかとオモチャを買う側の立場としては、憤りも感じてしまいます。 けれど、そんなことはなかったのです。 子どもには、ある時期、決して他人の踏み込むことが出来ないような、特別なオモチャとの親密な関係を持つ時期があります。 この物語は、そんな関係を見事に描いています。 強情だったスザンナが、大声で叫ぶところでは、感動すら覚えます。 大人でも、昔の自分と特別なオモチャとの濃密な時間を懐かしく思い出すことの出来る絵本です。
投稿日:2006/10/01
「スザンナのお人形」「ビロードうさぎ」の2話が入っています。「スザンナのお人形」では、強情な女の子が、両親の言うことをきかないために、おもちゃを全部競売にかけられてしまいます。両親の決然たる態度に拍手!そして最後の優しさにも(でも、優しくなるほうが簡単ですよね)。「ビロードうさぎ」は、男の子にかわいがられたうさぎのぬいぐるみに奇跡が起こる物語。男の子とぬいぐるみの暖かい関係がほほえましく、ぬいぐるみや人形の好きな我が家の息子は安心したようです。女々しい、と笑われがちですからね。2つの物語に共通なのは、おもちゃが子供にとって大切な存在であること。おもちゃは、簡単に捨てたり、投げたり、おもちゃ箱に放り込んだりしてはいけない存在なのです。
投稿日:2006/03/01
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