佐々木マキということで読んでみたいと前からリスト・アップしてあったのですが、なかなか見つからなかったのは、絵でなく写真の本だったからでした。
街で見かける建物の中にある顔。子どもの頃に、壁や柱の節目などを見て、ここが目でここが口でなどと、見て遊んでいたことを思い出しました。
写真のどれもが顔に見えます。中にはよく見つけたなと思うものまで。
こういう見立て遊びは子どもの方がお得意ではないかと思います。
子どもと一緒にお互いにどう見えるかを話し合うのも楽しかったです。
これから息子と散歩しながら、町の中の人以外の顔を見つける楽しみができました。
生活の中で遊びを見つけるという発想がいいですね。何気ないお散歩も更に楽しくなりそうです。
【事務局注:このレビューは、「まちには いろんな かおが いて」こどものとも 1997年9月号に寄せられたものです。】