おばあさん4人が同居していて、
そのうちの一人があとの3人にお買い物を頼まれるというところからお話が始まります。
途中でねずみのパン屋さんの開店準備を手伝ううちに
頼まれた買い物は使用され、かわりにパンをもらってきて
ほっこりお茶にするという展開で、結果、買い物は達成できないのですが
先日、だんなが「実は頼まれた買い物ができてた人がいるのわかってたか」と尋ねてきました。
「お買い物の品はねずみのところでつかったでしょ」というと
「俺も娘に教えてもらったんだけどさぁ」といいながら
にやにやと本を差し出します。
字を読まず、絵だけを見ながらページを繰ること5回。
実は、同居のネコがいて、その猫用のお魚屋さんのお買い物だけは
ねずみさんに渡さず家まで持ち帰っていた判明。
もちろんストーリー部分では何も触れられておらず
おばあさんの買い物籠の中身をずーっと追い続けているとわかるいうからくりになっていました。
娘は一度読んだだけでわかっていたそうで
子供がストーリーを聞きながらも絵本の「絵」を追い続けているのだと
再確認させられた、心に残る一冊です。