エリック・カールの絵本を読んだ後だったからか、ストーリーがしっかりしているところに妙に感動してしまいました。さすが日本の絵本はレベルが高いですね!
特に、絵がかわいい。ヘタウマ感を出しながらも、しっかり丁寧に描かれています。もともと絵の才能に長けているのはもちろん、時間がかかったろうな〜というのがよく分かります。パン屋に買いにくる客としてたくさん動物が出てくるのですが、ちょっとしたところで木に登ったヒヨコやサルがいたり。カバの王様の家来のサルたちの表情も最高。つまり、脇役までしっかり存在感が出ているのです。こういうの、ママたちは結構好きなんですよね。
セリフもかわいいので、元演劇部らしく大げさに読んでみました。カバの王様の「カボ〜!」というセリフも最高。パンを食べるところでは、娘も一緒に絵本をつかんで食べる真似をしたり。元々パン好きな娘ですが、これでますます好きが加速しそう。
もしパンが嫌いというお子さんをお持ちの人がいたら、ぜひ読んであげてください。あまりのかわいさに「少し食べてみようかな」という気になると思いますよ。