この本は声に出してよむことを目的にしているので、普通のじゅげむよりストーリーは短めなのかなと思います。
でも、私はこれくらいの長さのほうがちょうどいいと感じました。
「じゅげむじゅげむ ごこうのすりきれ・・・・」をへたすると1冊読み終わるのに10回近く言わなければならない本もあったような記憶があります。
でも、この本なら嫌になる前に読み終えることのできるいい長さなんです。
それと、じゅげむの名前の意味も分かります。
別紙に詳しい意味が書いてあるのももちろんですが、ひとつひとつに絵が添えられているので感覚的に意味が分かるのがいいです。
子供でもシューリンガンが人の名前ということがすぐにわかったようです。
そういうことが理解できると覚えるのも覚えやすいし、この本は学習目的に考えてもオススメです。
また、何といってもインパクトのある表紙です。
これはじゅげむくんの顔ですが、すごくかわいいです。後姿でおしりが見えているところもキュートです。
絵がこの本のコンセプトと同様にすごくいいと思います。
工藤ノリコさんの作品は読んだことがなかったのですが、これをきっかけに気になり始めました。