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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

こいぬのうんち」 みんなの声

こいぬのうんち 作:クオン・ジョンセン
絵:チョン・スンガク
訳:ピョン・キジャ
出版社:平凡社
税込価格:\1,650
発行日:2000年9月
ISBN:9784582829488
評価スコア 4.73
評価ランキング 1,159
みんなの声 総数 61
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61件見つかりました

  • 奥深いうんちのお話

    子犬がしたうんちが主人公のお話。
    みんなにきったねぇと言われ、悲しくて泣き出すうんち。
    息子も「かわいい、かわいい。泣いちゃってる。」とうんちの気持ちになって聞いているようでした。
    うんちの絵本大好きな息子ですが、この絵本を聞いているときの反応が違って、うんちを心配している感じでした。

    私自身もうんちのことをこんなに考えたことはありませんでした。
    何でも、存在することに意味がある。
    だれでも役に立つんだということを、静かに伝えてくれます。

    ちょうどたんぽぽの花がきれいに咲いているこの時期。
    息子にも伝わったようでうれしかったです。

    投稿日:2007/04/15

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  • 心を打つ絵本

    数年前、絵本サークルの男子学生が、私の目の前に自慢げにこの絵本を差し出しました。当時はまだ珍しい韓国の方の絵本で私も興味を持って読み、ウルっとしてしまったことを思い出しました。
    「うんち」をテーマにした絵本はたくさんありますが、どちらかというと、おもらしとか排泄を扱ったものが多いように思います。うんちそのものの立場って、考えてもみなかったです。
    絵本の中では汚い、と罵られていても、見ている限りはその汚さなどは伝わってこないし、むしろ子どもは、たんぽぽには大事なものだったのだ、ということが理解出来ると思います。雨に打たれ続けて土に溶け込み、たんぽぽの中に登っていく場面はとても美しいと思いました。

    ちっぽけで、なきむし。だけど、いつか、きらきら かがやくー(本書帯より)。作者の方は、目立たないもの、弱いものに対する愛情と、明確な歴史認識に立った作品を多く書いておられるそうです。(本書奥付より)

    投稿日:2007/02/10

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  • 名作です。

     まったく内容を知らずに、「うんち」大好きな子どものために図書館から借りてきたのですが、予想をはるかに越える内容で不覚にも親のほうが目頭をおさえてしまいました。初めてうんちで泣きました。こんな絵本があったのかと驚きです。

     この世の中で、役にたたないものなんてない。一つ一つのものそれぞれに意味があるんだと、もう少し子どもが大きくなったら読みかえしたい絵本です。

    投稿日:2007/01/30

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  • うんちにも一分の魂

    • あまたろうさん
    • 40代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子7歳、男の子7歳

    子犬が残した小さなうんち。「うんち!きったねえ」と言われ、うんちはびっくりします。「ぼくはうんちだって?ぼくはきたないんだって?」 泣き出したうんちを見て、近くにいた土くれが笑いました。「うんちをうんちといわないで、なんというんだよ」…。
    うんちに心があったら、という設定で進むお話です。自分は誰の役にも立たないつまらない存在と思っていたうんちは、たんぽぽと出会うことで光を見い出します。形を変えてたんぽぽに同化したうんち…凛と咲いた黄色い花の陰にうんちの笑顔を見た気がしました。
    うんちに人格があるという仮定には(個人的には)少し違和感を覚えましたが、わが家の子どもたちは大喜びでした。土に返ることで他の生命の源になるという大切なことが書かれていて、うんちの役割を学べた気がします。うんちではありませんが、土に返って次世代を育てるというテーマが描かれている点は、『葉っぱのフレディ』と同じですね。

    投稿日:2007/01/10

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  • しんみり・・・

    • ぜんママさん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子8歳、女の子7歳

    タイトルから想像して、ギャク系・笑い系と判断した息子。
    息子「うんち〜〜だあ〜。楽しそう〜。」とはしゃいでいたけど・・・。
    読み始めてすぐ、黙ってしまいました。
    息子が黙って静かに聞いているときは、
    必ず悲しくなっているか、何かを感じている時。
    こいぬのうんちにも命があり、うんちだからと悲観的になっていても、
    何かの役にたつことができるんだと感じたみたいで・・・
    しんみりしていました。
    物のとらえ方や感じ方が変わる一冊です。

    投稿日:2006/11/15

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  • 温かく、ちょっと切ない

    • うーずさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子4歳、女の子1歳

    韓国の作者の絵本を、始めて読みました。

    汚いと言われつづけたうんちくんが、たんぽぽと出会って・・・自分の存在価値を見つけられたうんちくんは、幸せだったのでしょう。ちょっと切ない結末です。

    4歳の子がこいぬの気持ちを分かるようになるのは、まだまだ先かもしれません。

    心がささくれだったときに、読みたい本です。大人も考えさせられる内容でした。

    投稿日:2006/06/26

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  • うんち、つちくれ、たんぽぽ

    うんち、つちくれ、たんぽぽ。
    普通の人は、普段気にも留めないものたちが主人公。

    このように小さなものにも思いをはせて、愛情を注ぎ、豊かな感情を吹き込んだ作者は、きっと心の広い、温かい人なんだろうなと思いました。
    こんなやさしい心に育って欲しいなと思いを込めて、子供に読み聞かせました。

    小さい者、弱い者を見下し、平気でふみつけにする日本のすさんだ社会とは対照的に、小さい者の心、いのち、役割、を認め、大切にする世界がありました。
    小さくて誰にも見向きもされないような者達にも、ちゃんとした使命があって、お互いを必要としているんだということを思わされるお話です。

    投稿日:2006/04/29

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  • 4歳には難しかった。

    お友達に薦められて読み聞かせました。犬のうんちが,うんちである自分を嫌になってしまうと言うお話。私としてあまり感情移入できなくて,読むのが下手?!になってしまったのか,子供たちも一度きりになってしまいました。うんちくんは最後に土にかえって栄養になるというお話なのですが,まだ5歳と4歳には理解できないようでした。

    投稿日:2006/04/12

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  • 生きる意味

    友人に薦められたのですが「こいぬのうんち」と聞いて「うんち?」「??」半信半疑で読みました。胸がキューン…どんなものにも役割が、生きる意味がきっときっとあるんです。読み聞かせ会で是非読みたいです。「いのちの授業」がんと闘った大瀬校長も子ども達に読まれた本です。

    投稿日:2005/10/19

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  • ために生きてこそ美しい

    • 多夢さん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 女の子5歳

    とっつきにくい題材ですが、読めば読むほど味わいの深い絵本です。
    こいぬのうんちも、つちくれも、見た目はきれいじゃないし、何の役にもたたないように思われますが、それでも、必要としてくれるものがいるんです。この世で、不必要なものは何もない。そして、必要とされた時、美しくなれるのです。こいぬのうんちも、必要とされた時、きれいに輝きます。まるで、こいぬのうんちの心を表しているかのように。美しく描かれています。目に見えないものを、目に見えるように表現してくれています。

    すべて、生きとし生けるもの、為に生きることによって、光輝くのです。

    ただ、5歳の娘には、まだ、むずかしいようです。
    また、5年後、読んであげよう。

    投稿日:2005/10/13

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