今井 弓子さんのイラストって、
ほかに「あめたろう」くらいしか私には思いつかないのですが、
なんとも言えないイイ味を醸しだしてますよねっ。
お部屋の様子や家具、お風呂場の様子などが
昭和っぽくて郷愁感が漂う、というか。
おじいちゃんと一緒にお風呂に入っていた「ぼく」。
手が滑った途端、せっけんが“つるりーん!”と
窓から外に飛び出てしまいます。
ぼくは石鹸を追いかけて、あっちへ行きこっちへ行って、
帰ってくる頃には下ろしたばかりの石鹸はもう小っちゃい!
長 新太さんの「ゴムあたまポンたろう」や
高部 晴市さんの「きんぎょの えんそく」のように
あっちへ旅しこっちへ旅するお話に似ている気もしますが、
「次はどうなるのだろう?」とワクワクしながら読み進めて
楽しいですよねっ♪