図書館でこの本を見つけたとき、中川ひろたかさんの
作品は、ほとんど読んだつもりでいたのにと、うれしくなりました。
シリーズ本のようですが、初めて読みました。
私の中では、登場人物のタカサキさんと「わにのスワニー」のしまぶくろさんが、どうしてもだぶってしまいますが、
大変濃いキャラクターで楽しいです。言葉の言い回しが、しまぶくろさんに似ているせいだと思います。
こぶたのブルトンといたちのアンドレ、それにだるまのタカサキさんのお話です。
タカサキサンが2人をお花見に誘うところから始まります。
お弁当を作ってきてくれたタカサキさんが、花見の場所をみんなで探すんですが、どこもかしこもいっぱいで、座れたところは、花が全然見えない場所でした。
そこに、おはなみ出張サービスのねこが、花が見えない人のための花と踊りを見せてくれますが・・・。
お弁当をサルに盗まれて・・・。昔から良くあるお弁当の話ですが、子供たちには新鮮かも知れませんね。
タカサキさんの作ったビールが、石鹸水だったオチなどは、
メルヘンチックでよいのですが、体に悪そうとつい心配してしまいます。
テレビなら下にテロップで「良い子の皆さんは、決して真似しないでください」 と出るんだろうな。