小学校の読み聞かせ会に持参しました。
対象は低学年。一年生と二年生が十数人聞いてくれました。
まず…この絵本を選んだのは…。
大好きな詩人、谷川俊太郎さんの訳だということ、
きらきらする絵が美しい、きれいな絵本だから、ということと
分け与える大切さを感じて欲しかったから。
同じ主題の「ぼくのたからもの」という本と
どちらにしようか迷ったのですが、
こちらの方がよりキレイで分かりやすかったので…。
案の定、見せたとたん、子どもたちは
「わぁ!キレイ!」と喜んでくれました。
こちらに感想を書きに来て…。
なるほど、そういう考えもあるんだなぁと思いました。
まぁ確かに、そう、私も引っかかったんです。
きらきらうろこを欲しがり、
もらえなかったことをふれてまわる小さな青い魚に。
でも「どうしていいかわからなくて」と
優しい語調で書いてあったのと、
にじうおの傲慢さが際立っていたので
目立たなくはなっていましたが…。
ですが、子供たちは、特に引っかかった様子もありませんでした。
きっとストレートにこのお話の本当に言わんとすることを
受け取ってくれたと思います。
…でも、それも、低学年だからこそ、かもしれません。
気をつけて読まねばならないお話なのだなぁ…と思いました。
高学年には持って行きません。