うさぎさんとおさじさんはいずれも可愛らしい。おさじさんの絵はこの本以外にもあるのですが、この絵本のおさじさんほどおしゃまな表情のおさじさんはいません、とても可愛らしい。子どもはこの絵本が大好きで何回も読まされます。子どもが好きな場面はおさじさんが「ぼくは・・・きしゃぽっぽ」という場面です。あついおかゆを食べてやけどして泣いたうさぎのぼうやに「泣いてはだめよ」というおさじさん、おさじさんの可愛さがあれば水をあげる気配りも慰める言葉も必要ないのでしょう。どんな子どもでも遅かれ早かれ匙を使えるようになりますし、使えるのを待つおかあさんが多いと思いますが、おさじさんは、きっと早く使ってほしいのでしょうね。