私は「スプーンで食べなさい」といやおうなしにしつけてきたので、この絵本を読んでちょっと反省してしまいました。
「スプーンはね、食べ物をお口へ運ぶきしゃぽっぽなのよ、熱いのもへっちゃら」って最初に教えて上げられたらどんなによかったか。
まるで自分とそっくりな何でも自分でやりたい年頃のうさぎさんに娘も共感したみたいです。そして「お口へ運ぶきしゃぽっぽ」「お口のトンネル」は初めての比喩の表現。普段遊んでいる大好きな汽車なので、例えていることをちゃんと理解できたみたいでした。
そしておさじさんの役割は、食べるのをお手伝いすること。
当たり前すぎて子供に教えようともしなかったけど、子供は手でもいいと思ってるはずだから、何で難しいスプーンで食べなきゃいけないのかな…と思っていたかもしれませんよね。きっとこの本を読んで分かってくれたと思います。
とても目からうろこな絵本でした。