イソップの「うさぎとかめ」をベースに作ってありますが、この作品の
舞台はアメリカ南西部の乾燥した地域になっています。
私が子どもの頃に読んだイソップの「うさぎとかめ」は、ヨーロッパの草原っぽい土地に描かれていた記憶があるので、まるで世界観が違うことにまず驚きました。
でも作者の後書きを読むと、こちらの舞台の方が「うさぎとかめ」が競争するのに納得できました。
この本には「うさぎとかめ」以外にもたくさんの生き物たちが描かれていますが、1匹1匹その生物の特徴をしっかり描かれていて見応えがありました。
ほとんどテキストはなく、絵だけで語られている作品ですが、しっかりはっきり描かれているので、遠目も利きます。
読み聞かせの時間に紹介してみたい素敵な作品でした。