わたしが、小さい頃に大好きだった絵本をいま、娘に読み聞かせています。
だいちゃんはちびねこを拾います。
「ちび」と名付けたそのねこは、なんでもだいちゃんと「はんぶんこ」。
ミルクもビスケットも、夕飯のおかずも・・・・。
でもそのうちに、「ちび」はちびではなくなってきてしまいました。
どんどん大きくなって、だいちゃんよりもずぅ〜っと大きくなってしまったのです。
いつもちびと一緒にベッドで寝ていただいちゃんは、とうとうちびに押されてベッドから
「ドスン!」と落ちてしまうほどに。
こまっただいちゃんは、ちびを動物園に預けることに。
ちびは、動物園でたくさんえさをもらってまだまだ大きくなり、
動物園の人気者になります。
でも、こっそりちびに会いに来ただいちゃんに会ったちびは
その日を境にまったくえさを食べなくなります。
みるみるうちに小さくなるちび。
普通のねこになったちびに、誰も見向きもしません。
ちびはとうとう動物園を抜け出してだいちゃんのもとに・・・。
3回連続で読んだあと、「おやすみ。」をした娘ですが、
すぐにベッドから「どすん!」と落ちて、
「ママが大きくなりすぎたから落ちちゃった」と言いました。
・・・ママ、そんなに大きくないもん!