新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

クリスマスがせめてくる」 みんなの声

クリスマスがせめてくる 作・絵:小野 かおる
出版社:福音館書店
税込価格:\0
発行日:1976年
評価スコア 4.33
評価ランキング 16,342
みんなの声 総数 2
「クリスマスがせめてくる」は現在購入できません
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ
  • かわいい勘違い

    クリスマスが何だか知らなかったこぐまたちにとって、にぎやかな声や、モミの木の伐採は、誰かが攻めてきたかのように思えたのですね。
    二匹のこぐまの行動は滑稽ですが、クリスマスパーティーに参加している人たちによって、暖かく包み込まれます。
    クリスマスって、そんなイベントですね。

    投稿日:2022/12/09

    参考になりました
    感謝
    0
  • 親子で心をくすぐられました

    1970年とは思えない弾けた作品です。
    くまの親子が冬眠していると、あなぐらの外で大勢の気配と、地面を掘り起こす音がして、子ぐまたちが目を覚ましました。耳を澄ますと、「クリスマスがやってくる。サンタクロースがもうすぐくる。」と聞こえるようです。思い切って外をのぞいた小ぐまたちが見たものは、木が掘り起こされ、穴ぼこだらけで、一変してしまった景色でした。子ぐまたちは、さきほど聞こえた“クリスマス”というものが“攻めてきたのだ”と思い込んでしまいます。さっきまでかわいい顔をしていた子ぐまたちの顔が引き締まり、可笑しな戦闘服?に着替えると、雪玉を積み上げてクリスマスを迎え撃とうと構える姿に、息子も笑い転げました。強く見せようと、テープでくっつけたヒゲがまたいいんです。
    クリスマスが何かを知っている読み手と、本気でクリスマスと戦おうとしている子ぐまとの温度差が、とっても可笑しいです。そうそうドン・キホーテもこんな感じでしょうか。
    70年当時は、今ほどクリスマスが浸透していなかったのかもしれませんし、小野かおるさんが幼少の頃感じた、クリスマスに対する妄想をくまに投影したのかもしれません。でもいつの時代であろうとも、冬眠するくまにとっては、クリスマスは知りようのないイベントですね。
    小野かおるさんのコメントの中に“大人になっても、にやっと、心をくすぐるような新鮮な作品作りをしていきたい”と書いてありました。その通り、40年経った今読んでも十二分に楽しめる、新鮮で勢いのある作品に、親子で心をくすぐられて、忘れられない作品になりました。ソフトカバーの作品ですが、是非復刻されて、最後は子ぐまたちもにこやかな表情に戻って、“ケーキの花火”でめでたしめでたし、というのを見て欲しいです。

    投稿日:2010/09/07

    参考になりました
    感謝
    0

2件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / いないいないばあ / ねないこ だれだ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ

  • なまえのないねこ
    なまえのないねこの試し読みができます!
    なまえのないねこ
    出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
    ぼくは ねこ。なまえのない ねこ。ひとりぼっちの猫が最後にみつけた「ほんとうに欲しかったもの」とは…


いくつのえほん掲載絵本児童書一覧

みんなの声(2人)

絵本の評価(4.33)


全ページためしよみ
年齢別絵本セット