「はしれはしごしゃ」 １歳のお子さんに読んだ みんなの声

車好きの息子に読みました。
消防車は滅多に見ないからピンとこなかったようです。

でも、色々な車が描かれているので興味津々。電車もあるので、ページをめくって探していました。
ページの隅がちょっと切れていて、そこから煙が見えるのも面白いみたいです。
煙と火事の関係は分かっていませんが、さっきのページで見えた部分がまた見えるのが嬉しいらしく、指さしては「これ、さっきも見たよねえ」という顔で振り返ります。
テレビ番組の0655を見ているので「ごーごー」だけは、よく言います。
同じフレーズが出てくる。それも何回も出てくるのが楽しくて「ゴーゴー」言いながら一緒に読みました。

消防車大好きの息子のお気に入り。
消防署を出発した消防車、町を抜け、山道を登り、現場へ急行。
（現場といっても消火活動とは関係ない現場だけど。）
どのページも、消防車以外に、
電車やバス、トラック、犬、ネコ、羊、ウサギ、鳥・・・
いろんなものが出てきます。
いろんなものを探し出すのもこの絵本の魅力です。

ごーごーごーという掛声がたのしいです。
子供も「あーあーあー」と大きな声をだします。
消防車がサイレンを鳴らして現場へいくのですが、
ちょっとスピード感にかけるような気がします。

乗物絵本はやっぱり山本忠敬さんですね。

優しい絵でいいのですが
最後、猫を助けに、、、っていうのが
いまいち迫力にかけます。
火事でなくてよかったけど、
もっとカッコいい消防車の活躍がみたかったなあ。

間瀬なおかたさんのきれいな絵はもちろん、話のリズムが
とてもよく、ヨメは節をつけて歌うように読み聞かせています。
どこで火事が起きているのか？気になりながら読み進んでいくと。。。

ストーリー上の絵の中にもいろいろなものが隠されており、
大人でも何度か読み進めて漸く気づく、楽しい仕掛けがいっぱいです。
あ、ここにこんな人が！という発見も、また楽しみの一つです。

我が家の坊主は大好きで、１日に何度も読んでくれとせがみます。
仕掛け絵本ならではのめくる楽しさと、絵の中のお楽しみに夢中
のようです。
もっと大きくなったらまた違う発見をしてくれると思うと今から
楽しみです。
絵のきれいさが生かされたとてもすばらしい本だと思います。