この絵本の舞台はポップな色合いの広い海と大きな波と静かな空、夏にオススメの絵本です。おはなしを理解できるのは3歳位からのように思いましたが、1歳半の娘もページをめくるたびに、眩く光る海が広がっていて、時には大きくてユーモラスなオヤジの波に娘は興味津々でした。オヤジの波のところで、波の音のところをザァザァ大きな声と面白い顔で節をつけて読みながら、娘の顔や体を指を動かしながらくすぐると爆笑していました。コエタロウ(主人公)の鮮やかな色合いが気になるのか、コエタロウを「あっ」「あっ」と何度も指差しして笑っていました。
男の子も女の子も成長の過程は、ある意味、越えなくてはならない試練の連続のようなものと思いますが、うまくいかなくて諦めたくなる気持ちを乗り越えて、できた時の達成感がある・・・チャレンジし続けることの大切さが子供に伝わる一冊と思います。