2歳になる前に、親の私が表紙の絵を気に入り購入4歳になった今でも楽しく読んでいます。
内容的には2歳ごろが最もリピートして読んでいましたが、親である私がこの本を読む際には、“むしゃむしゃ”“ブクブク”“ツルツル”など数多くの擬音語をリズムよく出てくる上、その擬音語がすべてストーリーの中でポイントとなるため読む声やスピードにめりはりが出て、何回最後まで読んでも親子共に楽しめます。
色鮮やかで今にも絵本から飛び出してきそうな果物を、ブタさんがおいしそうにむしゃむしゃと食べると、その食べ物の“色”がブタさんのおなかに現れるのですが、このやりとりで“色”の認識がより深まりました。また果物を“むしゃむしゃむしゃ・・・”と本当においしそうに食べているので、実際にごはんを食べるときにも、むしゃむしゃむしゃ・・・と親子でリズムをとりながら食べたくなってしまいます。
そしてあまりにおなかの空いたブタさんはついに目の前にある石鹸を食べてしまい、おなかの中に泡が“ブクブク”とたまり、“ツルツルツルー”と滑りながらおなかの中から食べた色つきのしゃぼんだまが出てくるのです。
普段食べないものを食べるという冒険と、きれいなしゃぼんだま、ツルツルと滑っていく場面に、いつも興奮しては「せっけん食べないよー」とか「せっけんたべてみたいな」とか「ありぁ〜」とか言いながら楽しく反応しています。
絵本を読み終わって、題名どおり「なにをたべてきたの?」と聞くのが楽しみです。最初は石鹸を忘れてたり、果物も全部を思い出せなかったのに、読むごとに楽しそうに答えてくれます。
ストーリー性もある非常に視覚的にも音的にも刺激的でわかりやすく、ぶたさんのかわいらしい絵といい、絵にあらわれるしぐさといいもっとも大好きな絵本です。