大事な大事な傘を濡らすなんてもってのほか
おじさんはいつも傘を持ち歩いているのに決して濡らしません。
雨の日は傘をかばって歩いたり人の傘に入ったり。
笑いをこらえて大真面目に読むのに苦労するところです。
ところがある日、子供たちの歌を聞きます。
あめがふったらぽんぽろりん
あめがふったらぴっちゃんちゃん
なんて楽しそう
気になって気になって気になって、ついに傘を開いてしまったおじさん
見開き使っての大きな傘の絵です。
黒い傘なのに期待が膨らむ明るいかんじがするのが素晴らしい。
初めて傘をさして雨の中を歩いて大満足のおじさん
家でおくさんが「あら、傘を差したんですか」って静かに驚いているのがまた憎いです。
夫のこだわりを認めて見守るよき妻の姿が描かれた子供の絵本なんて貴重ですね。
さてひとつ気になるのは歌のリズム
私の読み方とパパさんの読み方では全然違うのです。
勿論自分の方が適切と自負するものの、この絵本はパパに読んでもらうほうが多い娘、どっちを採用してくれるのかしら。