ずっと読みたくて、安価で譲っていただいた絵本。
女の子が主人公だし、2歳の息子には早いかな?と思ったけど、毎晩リクエストされる絵本に仲間入りしました。
どうも好きみたいです。
主人公の女の子は、カエルさんやウサギさんやいろんな動物達に「あそびましょ」って近づいていきます。
でも動物達はびっくりしたのか、逃げるばかり・・・
そりゃ、いきなり近づいたら怖がってしまいますよね。
でも、子どもって欲望に正直で一直線だから、そうなっちゃうんですね。
相手の気持ちを考えず「あそぼ」「かして」「ちょうだい」ばかりじゃ、
必ずしも「いいよ」とは限らないんだよ、ということを教えてくれます。
一人寂しく座っていたら、みんなそっと戻ってきて、シカの赤ちゃんも寄ってきて、みんなで遊ぶことができました。
自分から突っ込んでいくばかりじゃなく、「待つ」ということの大事さが伝わります。
「みずすまし」や「かけす」は、息子にとっては知らない生き物だと思います。
そして、こんな大自然の中での一人遊び・・・未知の世界でしょう。
息子は静かにお話を聞いているだけで、どう思っているか分かりませんが・・・
もしかしたら、お話の中に登場する架空の生き物だと思っているかも!?
都会に住んでいて、そういった動物や昆虫とじかに触れ合うことは、日常ではない。
親である私自身、都会育ちなので、都会で暮らすことに何の疑問も抱いていなかったけど、
それってどうなのかな?
子どもの成長にとって、いいことではないような・・・
子育てのあり方を振り返ってしまう、そんな絵本でした。